松下幸之助の名言から経営理念、リーダーシップ、人生観を学ぶ

Konosuke-Matsushita-2実業家の名言

「経営の神様」松下幸之助の121の名言を、「経営理念・哲学についての名言」「仕事への取組み方についての名言」「リーダーシップについての名言」「人生観についての名言」の4つに分けてご紹介します。毎日の仕事、朝礼のスピーチや部下に贈る言葉などにお役立てください。

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松下幸之助の経歴

松下幸之助
NameKonosuke Matsushita
生誕日1894年11月27日
生誕地和歌山県海草郡和佐村千旦ノ木(現:和歌山市禰宜)
職業 松下電器産業 創業者、実業家、発明家
主な著作『道をひらく』『素直な心になるために』『人生心得帖』『経営心得帖』

小学校を中退して9歳で丁稚奉公に出されてのち、幾多の試練を乗り越えて、世界的企業「パナソニック」(旧 松下電器産業)を一代で築き上げた松下幸之助。1946年にはPHP研究所を設立して倫理教育や出版活動に乗り出し、1979年には松下政経塾を立ち上げて政治家の育成にも意を注ぎました。

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松下幸之助の名言

Wise Famous Quotes by Konosuke Matsushita

経営理念・哲学についての名言

売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永久の客を作る。
―― 松下幸之助

After-sales service is more important than assistance before sales. It is through such service that one gets permanent customers.
―― Konosuke Matsushita

商売であがった利益は、法律上は個人のものであるけれど、しかし実質的には社会の共有財産である。したがってその一部は自分の良識で使うことが許されるけれども、大部分は社会から預かった金である。財産があることは、それでさらに事業をしなければならん。
―― 松下幸之助

どんなにいいことを説いても、そのなすところがそれに反していたのでは、十分な説得力は持ち得ない。
―― 松下幸之助

世の為、人の為になり、ひいては自分の為になるということをやったら、必ず成就します。
―― 松下幸之助

商売や生産はその商店や製作所を繁栄させることにあらず、その働き、活動によって社会を富ましめるところにその目的がある。
―― 松下幸之助

誰も争うために商売しているわけではありません。
―― 松下幸之助

自分の仕事は、人の助けなくして、一日も進み得ないのである。
―― 松下幸之助

私は小さい頃貧しかったので、最初は腹一杯食べたい夢でした。丁稚奉公にいってからは、貯金して早く店を持ちたいと思いました。商売をはじめても、大きな会社など望みませんでした。一段上の夢を着実にこなしていっただけです。
―― 松下幸之助

昨日の考えは、今日は一新されていなければならないし、今日のやり方は、明日にはもう一変していなければならない。
―― 松下幸之助

競争も必要、対立することもあっていい。だが敵をも愛する豊かな心を持ちたい。
―― 松下幸之助

商売とは、感動を与えることである。
―― 松下幸之助

力強さは使命感を持つところから生まれる。
―― 松下幸之助

企業は存在することが社会にとって有益なのかどうかを世間大衆から問われていますが、それに答えるものが経営理念です。つまり、経営者は他から問われると問われざるとにかかわらず、この会社は何のために存在しているのかそしてこの会社をどういう方向に進め、どのような姿にしていくのかという企業のあり方について、みずからに問い、みずから答えるものを持たなくてはならない。言い換えれば、確固たる経営理念を持たなくてはならないということです。
―― 松下幸之助

無限に発展する道はいくらでもある。要はその道を探し出す努力である。
―― 松下幸之助

ぼくが奉公している時分に一人前になるためには、小便が赤くなるくらいにならないとあかんのや、そういうことを二、三べん経てこないことには、一人前の商売人になれんぞということを、親方から聞いた。どういうことかというと、商売で、心配で心配でたまらん、もう明日にでも自殺しようかという所まで追い込まれたら、小便が赤くなるという。そういうようなことをしてきて初めて一人前の商売人になる。だから尋ねるんやが、あなた、儲からん儲からん言うけど、小便赤くなったことあるか?
―― 松下幸之助

百人までは命令で動くかもしれないが、千人になれば頼みます、一万人にもなれば、拝まなければ人は動かない。
―― 松下幸之助

何としても二階に上がりたい、どうしても二階に上がろう。この熱意がハシゴを思いつかせ、階段を作りあげる。上がっても上がらなくてもと考えている人の頭からは、ハシゴは生まれない。
―― 松下幸之助

困難な仕事を避けてはいけない。困難な仕事に立ち向かい克服してこそ、真の経営者といえる。
―― 松下幸之助

「自分の行う販売がなければ、社会は運転しない」という自信をもつことであり「それだけの大きな責任を感ぜよ」ということがしっかりした商売ができるかどうかの基本になりますな。
―― 松下幸之助

男は男、女は女。牛はモーで馬はヒヒン。繁栄の原理はきわめて素直である。
―― 松下幸之助

決心することが、社長と大将の仕事である。
―― 松下幸之助

小利口に儲けることを考えたらあきません。世の中にぼろいことはないから、結局流した汗水の量に比例して、成功するわけですわ。汗もかかずして、成功するということもたまにはありますけど、それはきわめて僥倖な人で、普通はない。
―― 松下幸之助

「それは私の責任です」ということが言い切れてこそ、責任者たりうる。
―― 松下幸之助

自分が利を得るために、不必要に自分の膝を屈することは決してすまい。なぜなら、そうして得られた応援や協力は、また目に見えないしがらみを生み、道を暗くするからである。
―― 松下幸之助

経営者にとって大事なことは、何と言っても人柄やな。結局これに尽きるといってもかまわんほどや。まず、暖かい心というか、思いやりの心を持っておるかどうかということやね。
―― 松下幸之助

十のサービスを受けたら十一を返す。その余分の一のプラスがなければ、社会は繁栄していかない。
―― 松下幸之助

私が今日の大を成したのは、それはあらかた運ですね。一日一日を努力して生きてきただけのことです。強いて言えば、積み重ねがすべてです。人間万事、世の中すべては天の摂理で決まるのが90%、人間が成し得るのはたかだか10%ぐらいだと思っています。
―― 松下幸之助

よく人の意見を聞く、これは経営者の第一条件です。私は学問のある他人が全部、私より良く見え、どんな話でも素直に耳を傾け、自分自身に吸収しようと努めました。
―― 松下幸之助

アイデアを生むと言っても、口先だけでは生まれない。これもやはり熱心であること。寝てもさめても一事に没頭するほどの熱心さから、思いもかけぬ、よき知恵が授かる。
―― 松下幸之助

無理に売るな。客の好むものも売るな。客のためになるものを売れ。
―― 松下幸之助

仕事への取組み方についての名言

すべての人を自分より偉いと思って仕事をすれば、必ずうまくいくし、とてつもなく大きな仕事ができるものだ。
―― 松下幸之助

熱心は、人間に与えられた大事な宝である。そして、この宝は、誰にでも与えられているのである。
―― 松下幸之助

石の上にも三年という。しかし、三年を一年で習得する努力を怠ってはならない。
―― 松下幸之助

むずかしいことはできても、平凡なことはできないというのは、ほんとうの仕事をする姿ではない。
―― 松下幸之助

仕事が伸びるか伸びないかは、世の中が決めてくれる。世の中の求めのままに、自然に自分の仕事を伸ばしてゆけばよい。
―― 松下幸之助

いくら熱心でもムダなことやったらいけませんで。それがムダかどうかは、あなた自身で考えなさい。これはムダなことかどうか、一つひとつ検討しなさい。必ずムダなことをやっているに違いない。
―― 松下幸之助

せっかくの99パーセントの貴重な成果も、残りの1パーセントの止(どど)めがしっかりと刺されていなかったら、それは初めからなきに等しい。
―― 松下幸之助

普通の努力では、チャンスをチャンスと見極められない。熱心の上に熱心であることが見極める眼を開く。
―― 松下幸之助

失敗した所で止めるから失敗になる。成功するところまで続ければ成功になる。
―― 松下幸之助

誠実に謙虚に、そして熱心にやることである。
―― 松下幸之助

心くばりの行き届いた仕事は一朝一夕には生み出せない。やはり日ごろの訓練や躾がものをいう。
―― 松下幸之助

一方はこれで十分だと考えるが、もう一方はまだ足りないかもしれないと考える。そうしたいわば紙一枚の差が、大きな成果の違いを生む。
―― 松下幸之助

どんな賢人でも、その人ひとりの知恵には限りがあって、だから自分の知恵、才覚だけで事を運べば、考えがかたくなになる。視野が狭くなる。
―― 松下幸之助

失敗の多くは、成功するまでにあきらめてしまうところに、原因があるように思われる。最後の最後まで、あきらめてはいけないのである。
―― 松下幸之助

半分は先輩から教えてもらう、半分は部下から教えてもらう。
―― 松下幸之助

視野の狭い人は、我が身を処する道を誤るだけでなく、人にも迷惑をかける。
―― 松下幸之助

礼儀作法は人間関係を滑らかにする。社会生活の潤滑油である。
―― 松下幸之助

迷う、ということは、一種の欲望からきているように思う。ああもなりたい、こうもなりたい、こういうふうに出世したい、という欲望から迷いがでてくる。それを捨て去れば問題はなくなる。
―― 松下幸之助

社会生活は日々これ戦い、日々これ苦難。その時に心が動揺するかしないかは、信念の有無で決まる。
―― 松下幸之助

現在与えられた今の仕事に打ち込めないような心構えではどこの職場に変わっても決していい仕事はできない。
―― 松下幸之助

リーダーシップについての名言

部下に大いに働いてもらうコツの一つは、部下が働こうとするのを、邪魔しないようにするということだ。
―― 松下幸之助

人の長所が多く目につく人は、幸せである。
―― 松下幸之助

人間は本来働きたいもの。働くことをじゃましないことが、一番うまい人の使い方である。
―― 松下幸之助

部下の失敗はただ叱れば良いというものではない。失敗を自覚している時には慰めも又必要です。
―― 松下幸之助

人を使うには、ほめて使う、叱って使う、批判して使うなどいろいろあるが、ほめて使う人が概して成功している。
―― 松下幸之助

叱るときには、本気で叱らんと部下は可哀想やで。策でもって叱ってはあかんよ。けど、いつでも、人間は偉大な存在であるという考えを根底に持っておらんとね。
―― 松下幸之助

人生観についての名言

恵まれた生活も結構だし、恵まれない暮らしも結構、何事も結構という気持が大切だと思います。
―― 松下幸之助

何事もゆきづまれば、まず、自分のものの見方を変えることである。案外、人は無意識の中にも一つの見方に執して、他の見方のあることを忘れがちである。
―― 松下幸之助

感謝の心が高まれば高まるほど、それに正比例して幸福感が高まっていく。つまり、幸福の安全弁とも言えるものが感謝の心とも言えるわけです。その安全弁を失ってしまったら、幸福の姿は、瞬時のうちにこわれ去ってしまうと言っていいほど、人間にとって感謝の心は大切なものだと思うのです。
―― 松下幸之助

自らも楽しみ人々にも喜びを与える。大切な人生をこうした心構えで送りたい。
―― 松下幸之助

山は西からでも東からでも登れる。自分が方向を変えれば、新しい道はいくらでも開ける。
―― 松下幸之助

私は死の直前まで、運命に素直に従いたい。
―― 松下幸之助

鳴かぬなら それもまたよし ホトトギス
―― 松下幸之助

楽観よし悲観よし。悲観の中にも道があり、楽観の中にも道がある。
―― 松下幸之助

自分の金、自分の仕事、自分の財産。自分のものと言えば自分のものだけれど、これもやっぱり世の中から授かったもの。世の中からの預かり物である。
―― 松下幸之助

こけたら、立ちなはれ。
―― 松下幸之助

苦しかったらやめればいい、無理をしてはならない。無理をしないといけないのはレベルが低い証拠。真剣に生きる人ほど無理はしない。無理をしないというのは消極的な意味ではない。願いはするが無理はしない。努力はしても天命に従う。これが疲れないこつである。
―― 松下幸之助

誠意や真心から出たことばや行動は、それ自体が尊く、相手の心を打つものです。
―― 松下幸之助

苦難がくればそれもよし、順調ならばさらによし、という心づもりを常に持ち、人一倍の働きを積み重ねてゆくことが大切だと思う。
―― 松下幸之助

例え平凡で小さなことでも、それを自分なりに深く噛みしめ味わえば大きな体験に匹敵する。
―― 松下幸之助

思ったことが全部実現できたら危ない。3回に1回くらいがちょうどいい。
―― 松下幸之助

時には常識や知識から開放され、思いつきというものを大切にしてみてはどうだろうか。
―― 松下幸之助

悩んでも悩まない、そういうように感じることができれば、人生は決して心配することはない。
―― 松下幸之助

人の心は日に日に変わっていく。そして、人の境遇もまた、昨日と今日は同じではないのである。
―― 松下幸之助

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