英検一級では幅広いジャンルから問題が出題され、語彙数は 10,000語から15,000語と言われています。英検準一級レベルを覚えた後 4,000~5,000語必要という計算になります。
英検一級の単語を覚えるためには、まずは市販の単語帳を1~2冊覚えるというのが最も効率的です。
そのあと、新聞、小説、自然科学、政治、経済などの読書から表現を拾ったり、会話に使う表現を覚えていく必要があります。ただ、これには「どこまで覚えればいいか」という迷いがつきまといます。出てきた単語すべてを覚えようとすると、非常に時間がかかってしまいます。
そこで今回は、過去問題や各種単語帳から、英検一級の合格に必要な英単語5,000語を一覧にしました。一応の目安にしていただければと思います。単語には一語ずつ音声もつけました。おすすめの英単語暗記法もご紹介します。
単語の選定方法とレベルについて
これからご紹介する英単語は、2015年から2023年の過去問題を分析して、出題頻度の高い順に800語ずつABCDEFの6ブロックに分け(Fのみ1000語あります)、それぞれを品詞別にコーパスの頻度順に並べてあります(コーパスは新聞、雑誌、本や話し言葉を大量に集めたデータベースです)。よく使われる順に覚えると、読解問題の練習なども効率的にできます。
英検受験準備の定番である旺文社の『英検1級 でる順パス単』は、2021年に『4訂版』から『5訂版』に改定された際、難易度が下がりました。『5訂版』では基礎固めができるようになりましたが、反面、ネット上では「合格には少し足りない」という書き込みが目立ちます。実際、『4訂版』から見出し語が906語削除され、より基礎的な語に差し替えられています。
この記事の単語の難易度としては、Cブロックまで覚えると『5訂版』の見出し語終了レベル、Dブロックまで覚えると『4訂版』の見出し語終了レベルになります。
大問1の語彙問題で(合格の目安とされる)7割以上正解するためには、Dブロックまで覚える必要があります。合格点を取ることが目的ではなく、ビジネスレベルの英語力の獲得を目標としている場合には、Fブロックまで覚えておくと安心です。
英検一級の単語一覧 5000語
表中の をタップまたはクリックすると、それぞれの単語の発音が聞けます。
英検一級の単語一覧 Aブロック 800語
英検一級の単語一覧 Bブロック 800語
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