人間というものは、気分が大事です。気分がくさっていると、立派な知恵才覚を持っている人でも、それを十分に生かせません。しかし気分が非常にいいと、今まで気づかなかったことも考えつき、だんだん活動が増してきます。
―― 松下幸之助
自分は自分である。何億の人間がいても自分は自分である。そこに自分の自信があり、誇りがある。
―― 松下幸之助
「ありがとう」と言う方は何気なくても、言われる方はうれしい、「ありがとう」これをもっと素直に言い合おう。
―― 松下幸之助
青春とは心の若さである。信念と希望にあふれ、勇気にみちて、日に新たな活動を続けるかぎり、青春は永遠にその人のものである。
―― 松下幸之助
失敗することを恐れるよりも、真剣でないことを恐れたい。
―― 松下幸之助
人は、あるところでは卑劣に行動しながら、別のところで高徳に振る舞うことは、できないのである。その些細な心の緩みやごまかしが、全体を蝕んでいくのである。人は騙せても自分自身は騙せない。
―― 松下幸之助
人生には損得を超越した一面、自分がこれと決めたものには命を賭けてでも、それに邁進するという一面があってもよいのではないだろうか。
―― 松下幸之助
私は、失敗するかもしれないけれども、やってみようというような事は決してしません。絶対に成功するのだということを、確信してやるのです。何が何でもやるのだ、という意気込みでやるのです。
―― 松下幸之助
学ぶ心さえあれば、万物すべてこれ我が師である。
―― 松下幸之助
正当以上の卑屈な努力までする必要はない。
―― 松下幸之助
志低ければ、怠惰に流れる。
―― 松下幸之助
失敗の原因を素直に認識し、「これは非常にいい体験だった。尊い教訓になった」というところまで心を開く人は、後日進歩し成長する人だと思います。
―― 松下幸之助
人間の知恵というものは、しぼればいくらでも出てくるものである。もうこれでおしまい。もうこれでお手上げなどというものはない。
―― 松下幸之助
冷静ほど、大事なことはないのである。
―― 松下幸之助
美と醜は表裏一体。美の面に囚われ、反面の醜を責めるに急なのは、真実を知らぬ姿である。
―― 松下幸之助
逆境もよし、順境もよし。要はその与えられた境遇を素直に生き抜くことである。
―― 松下幸之助
謙虚さを失った確信は、これはもう確信とはいえず、慢心になってしまいます。
―― 松下幸之助
他人はすべて自分よりもアカンと思うよりも、他人は自分よりエライのだ、自分にないものをもっているのだ、と思うほうが結局はトクである。
―― 松下幸之助
なすべきことをなす勇気と、人の声に私心なく耳を傾ける謙虚さがあれば、知恵はこんこんと湧き出てくるものです。
―― 松下幸之助
「天は二物を与えず」と言うが、逆に「なるほど、天は二物を与えないが、しかし一物は与えてくれる」ということが言えると思う。その与えられた一つのものを、大事にして育て上げることである。
―― 松下幸之助