「仕事で成長なんてどうでもいい」が「楽しい」に変わる名言

skill-development-quotes仕事の名言

「仕事で成長なんてどうでもいい」と思う理由はなんでしょうか?
「このままやっていければいいから」、「会社や自分の将来に希望が持てないから」など、色々あると思います。

でも「仕事が楽しい」とか、「何よりもやりがいがある」という人たちもいますよね。ああいう人たちは、どうしてそう思うのでしょうか? 何を目指しているのでしょうか? それを教えてくれる名言をご紹介します。

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「仕事で成長なんてどうでもいい」と思う原因と、仕事を楽しくする方法

人は誰でも「今の自分より良くなりたい」という欲求を心の底に持っています。なのに「仕事で成長なんてどうでもいい」と思うのには、大きく分けて、自分の力に気づいていない場合と、会社の環境が悪い場合とがあります。

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自分の力に気づいていない場合

「仕事ではどうせ、やりがいなんて感じられない。趣味とかのプライベートを充実させるほうが幸せ」と思う場合は、自分の強みに気づいていないのかもしれません。

「強み」というのは、人が生まれつき得意で簡単にできることであり、それを発揮していると自分らしく感じ、エネルギーが満ちる感じがするものです。創造性、好奇心、向学心、柔軟性、勇気、忍耐力、親切心、公平さ、寛容さ、自制心、ユーモアなどがあります。

強みを生かした仕事をしていると、成果が出せて、成長もできて、楽しいという好循環が生まれます。

でも、強みと関係ない仕事をしていると、うまくできないし、つまらなく感じるのです。右利きなのに左手で字を書いているようなものです。試しに利き手でないほうで自分の名前を書いてみると、不利なことをしているなというのがお分かりいただけると思います。

強みを生かせていない人は、「自分はどこを伸ばせるのか分からない」、または「伸ばし方が分からない」ために、持って生まれた力が眠ったままなのです。

実は強みというのは、本人には分かりづらいものです。元々できることですから、自分にとってはできて当たり前、他の人もできるだろうと思い込んでいるからです。

たとえば、「面白いこと言うね」「よくそんなこと思いつくね」とよく人から言われていても、本人は「自分はおちゃらけていて、人より少し面白いことが言えるだけ」と思っていることがあります。こういう人は表現力が強みで、文章や絵画や演劇などの才能があったりします。原稿用紙3枚の読書感想文にみんなが苦労しているのに、下書きもなしにすらすら書いてしまえたり。

ではそういう強みに気づく方法はというと、「今までに上手くできたこと、褒められたこと、感謝されたことのうち、何の苦労もなく自然にできたこと」を思い出すと、ヒントになります。

強みを生かした仕事をすると、趣味と同じくらい仕事も楽しく、また成長できるものです。自分に合っている仕事、向いている仕事という感覚があるはずです。もし自分では分からないなら、キャリアコンサルティングやコーチングなどを利用して、ぜひ自分の強みを見つけていただきたいと思います。強みを自覚するだけで、前向きにものを考えられるようになることも、よくありますから。

ただ、自分の強みにうっすら気づいていても、今まで使わないできたために自信を持てず、生かすのをあきらめてしまっている人もいます。

そういう人は最初から仕事として取り組むのではなく、友人などにちょっと何かをしてあげると、「やってみたら楽しい」という感覚がつかめるのではないかと思います。たとえば「表現力が強み」の人なら、友人に絵を描いてあげるとかですね。

自分の強みを理解し、しっかりと仕事に向き合っていれば、自然に上達して、仕事が楽しくなってきます。

素晴らしい仕事をしたいと思うなら、仕事を愛さなければなりません。好きなことがまだ見つからないなら、探し続けてください。妥協してはいけません。心の問題と一緒で、答えを見つけたときには、自然とわかるはずです。そして素晴らしい恋愛と同様に、年を重ねるごとに良くなっていきます。ですから、探し続けてください。妥協してはいけません。
―― スティーブ・ジョブズ(アメリカの実業家、アップルとピクサー・アニメーション・スタジオの創業者)

 

「今の仕事が責任がなくて楽だし、このままやっていければいいから」と思う場合は、成長とともに仕事が忙しくなるのが嫌だ、と考えている場合が多いです。

でも、一時的に忙しくなっても、そのあと仕事を創り出して部下に指示する立場になれば、今よりも楽になれるし、仕事内容を自分で決める自由も手に入るのです。

上司が会議室や応接室に入って何時間も談笑しているのを見たことはありませんか? 仕事の内容が変わるのであって、キツくなるわけではありません。

給与や仕事の自由度など、良い面も考えてみるとワクワクできるかも。

自分の可能性をフルに活用できたら、やり遂げられることの多さに驚かされるでしょう。
―― トーマス・エジソン(アメリカの発明家、起業家)

 

今から20年後、君はやった事よりもやらなかったことに、失望する。ゆえに、もやいを解き放て。安全な港から船を出せ。貿易風を帆に捕らえよ。探検せよ。夢を持ち、発見せよ。
―― マーク・トウェイン(アメリカの作家、代表作『トム・ソーヤーの冒険』『ハックルベリー・フィンの冒険』)

会社の環境が悪い場合

「会社で与えられた仕事をこなすだけでも大変なのに、自分で成長しろと言われても……」と思う場合。

自分で仕事のスキルアップをする努力をしても、うまくいかないときがあります。そういうときに相談できる先輩や上司がいない場合は問題です。その会社が社員教育にあまり力を入れていないのかもしれません。

個人の成長を考えず、ただ忙しく仕事をさせる会社では、本人が自力で成長を考える時間がなく、仕事を進めていくのに必要な考え方も身につきません。スキルを武器にして、より給料の高い会社に移ることも難しくなってしまいます。

逆にゆるすぎる会社で「仕事が間に合わなくても、ミスしても何も言われないし……」と思う場合も、パワハラと受け取られるのが怖いという理由で、上司もあなたの仕事にまったく口を出さない状態になると、知らないものは知らないままになってしまいます。

しかも、自分が進歩しているのを感じられない楽すぎる仕事を続けているのは、つまらないし、かえってストレスがかかります。達成感を味わうのが仕事の喜びの一つなのに、それができないのですから。

本来、働く社員が成長することによって会社も成長していくものですが、そういう視点が欠けているのなら、転職して自分も会社も成長していくという環境に身をいたほうが幸福度が上がります。

今いる場所が嫌なら変えた方が良い。あなたは木ではないのだから。
―― ジム・ローン(アメリカの起業家、講演家、作家、代表作『逆境は天からの贈り物』)

 

リクナビの調べによると、18歳〜64歳までの全労働者のうち、転職を経験した人は7割を超えています。

転職の方法について不安があるなら、転職エージェントに登録して、自分に合った転職先などを細かくアドバイスしてもらうのも手です。今までのスキルや経験を生かせるよう、また確実に採用されるようアドバイスをもらいながら転職活動ができるので不安も減ります。

自分に合った会社に行けば、自分の可能性を広げられます。

たとえば今まで忙しすぎたという人は、ゆるふわな雰囲気のホワイト企業を探してみるのもいいですね。ノルマや過酷な労働を強いられることなく、自分のペースで働けるようになれば、仕事に対して適度な成長意欲も湧いてくるものです。

ゆるすぎな会社にいた人は、もっと自分の力を試せる会社や、ベンチャー企業に挑戦してみることもできます。

頑張って仕事をして、ふと成長した自分に気づいたときの喜をひとたび味わったなら、その先の人生はずっと、成長を追い求めて充実したものにできます。

 

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