不安な心には、茂みが熊に見えてしまうのです。
―― ウィリアム・シェイクスピア(イギリスの劇作家、詩人、代表作『ロミオとジュリエット』『ハムレット』『オセロー』『リア王』『マクベス』)
過去を悔やみ、未来を案じるのも結構だが、行動できるのは今だけだ。
―― アブラハム・マズロー(アメリカの心理学者)
どうしたら好(よ)かろうと考えて好い智慧(ちえ)が出ないときは、そんな事は起こる気遣はないと決めるのが一番安心できる近道である。
―― 夏目漱石(日本の小説家、評論家、英文学者、代表作『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『草枕』『三四郎』『それから』『門』『こゝろ』)
都市の雑踏の中にいても、静寂の中であろうとも、力強くありながらも穏やかでいれば、ずっと安心でいられるというものだ。
―― フリードリヒ・ニーチェ(ドイツの哲学者)
若者は自分の受ける教育の結果をあれこれと思い悩んではならない。もし毎時間を真剣な気持ちで勉強するならば、あとは成り行きに任せておいても安心である。どんな学問分野を選ぼうと、ひたすらに努力を続ければ、いつかは同世代のすぐれた代表者として、勝利感にひたれる輝かしい朝が来る。
―― ウィリアム・ジェームズ(アメリカの哲学者、心理学者)
今の自分に疑問や不安を感じたら、それは変化しなさいという心の声です。
―― 葉祥明(日本の絵本作家、画家、詩人)
心の中では、いつも不安があります。でも、いつも自信のあるふりをすることを心がけています。そして確信に満ちた態度で『やれます』と挑戦を引き受けること。そして、それを証明してみせるために努力すること。そのくり返しによって、やがて『ふり』だった自信が、体験によって本物の自信に変わっていきます。
―― ジュリア・ロバーツ(アメリカの女優)
漠然とした不安は、立ち止まらないことで払拭される。
―― 羽生善治(プロ棋士)
物事に敏感で自分なりの価値判断を持っていることを「細心」といいます。気が小さいことは人生の武器なのです。
―― 斎藤茂太(精神科医、著述家)
不安もプレッシャーもありますが、それをはねのけられるのは、納得できる練習しかないんです。
―― 谷亮子(日本の元女子柔道家、政治家)
世の中は平穏無事ばかりではいけない。少しは不安とか不満とか、騒ぐもののあるほうがよい。
―― 勝海舟(幕末の武士(幕臣)、政治家)
不安はこころの警戒警報。不安を感じたときは、こころが何か危険を感知している。こころの動きを素直に感じ取って、一歩一歩、ていねいに進んでいってみてください。
―― 大野裕(おおの ゆたか、日本の医学者、精神科医)
私がこれまで思い悩んだことのうち、98パーセントは取り越し苦労だった。
―― マーク・トウェイン(アメリカの作家、代表作『トム・ソーヤーの冒険』『ハックルベリー・フィンの冒険』)
安心だ、問題はないと考えること自体が問題である。
―― 安藤百福(あんどう ももふく、日本の実業家、日清食品(株)創業者、インスタントラーメン「チキンラーメン」、カップ麺「カップヌードル」の開発者)
不安っていうのは、他人を巻き込む力が強いんです。だから、不安の強い人は、なんとなく嫌われることが多い。
―― 河合隼雄(かわい はやお、日本の心理学者、箱庭療法を日本へ初めて導入)
どんな不安を抱えているのか、紙に書き並べて把握すればいい。正体さえ明らかになれば、不安はすでに半分くらい解決したことになる。
―― 山崎拓巳(やまざき たくみ、日本の作家、主著『やる気のスイッチ!』『人生のプロジェクト』)
失敗するのではないかという不安が失敗を招くのです。必ず成功すると思いなさい。そうすれば幸運はあなたにほほえみます。
―― ジョセフ・マーフィー(アイルランド出身の宗教者、著述家)
何かについて、人が最悪の想像をするとき、それはたいてい当たらない。最悪の結果が待っているのは、それを想像していなかったときに限られている。
―― 道尾秀介(みちお しゅうすけ、日本の小説家、推理作家、アーティスト、代表作『向日葵の咲かない夏』『カラスの親指』)
焦らない。無理しない。頑張りすぎない。
―― 三浦雄一郎(日本のスキー選手、登山家、獣医師)
困難を予期するな。決して起こらないかも知れぬことに心を悩ますな。常に心に太陽を持て。
―― ベンジャミン・フランクリン(アメリカの政治家(建国の父)、外交官、著述家、物理学者)