英検4級は5級に比べて出題問題の内容がより実用的になります。身近なトピックを題材に、読解問題が加わるのも特徴です。今後の英語学習のためにも基礎をじっくり鍛えることが大切になります。
英検4級の合格に必要な単語のレベルは、中学英語の中級程度、中学2年生までに習う英単語の範囲です。単語数はおよそ800〜1300語。単語の種類としては電話・家庭・学校などの公共施設での場面が多く、友達との会話・道案内・食事など場面に関連した話題が出題されます。
英検4級では、英単語を理解するだけでなく、英単語を用いて表現することが求められます。
今回は、英検4級でよく出る800の単語と熟語を、でる度順の一覧にしてご紹介します。単語の音声と、覚え方つき。受験対策、直前対策としてぜひ参考にしてください。
単語の選定方法
英単語は2015年から2022年の過去問題を分析して、よく出題される単語を800語選び、コーパス(書き言葉・話し言葉のデータベース)によく出てくる順に並べ替えました。つまり、よく出る順&よく使われる順です。
よく使われる順に覚えると、読解問題の練習などの際にも、知っている語が速く増えて楽になるからです。
覚えやすいように約100語ずつの8組に分けて載せてあります。
英検受験用の単語帳の定番である旺文社の『英検4級 でる順パス単』は、2021年に『4訂版』から『5訂版』に改定された際、単語の難易度が下がりました。
『5訂版』では基礎固めができるようになりましたが、ネット上では「合格には少し足りない」という書き込みが目立ちます。実際、『4訂版』から見出し語がより基礎的な語に差し替えられています。
この記事では、『5訂版』と『4訂版』の両方からも単熟語を補っています。
英検4級の単語の覚え方
単語のつづりと意味と発音を確認し、実際に発音をしながら5~10回ほど書いて覚える、というのが一般的です(場所によっては、口パクでも、指で空中に書くだけでもOK)。
英単語と日本語の意味を確認し、日本語を隠して、英単語を見て瞬時に意味が言えるようにします。次に、英単語を隠して、日本語を見て英語が言えるようにします。
記憶を定着させるための科学的な方法としては、Space Learning(間隔学習)と呼ばれる方法があります。これは、一度学習した英単語を一定の間隔をあけて復習し、それを定期的に繰り返し行うという方法です。
覚えた直後に復習する。1日後に再度復習する。1週間後に復習する。2週間後に復習する。1か月後に復習する。――この5つのステップによって、一度覚えた英単語を長期的に記憶に留めることができます。
英検4級の単語一覧 1~100番
英検4級合格に必要な単熟語800語、でる度順100語ずつ8組のリストです。単語には1番から800番の通し番号がついているので、順に覚えていくと今の単語数が分かりやすくなっています。
使い方
表中の をタップまたはクリックすると、それぞれの単語の発音が聞けます。
英検4級の単語一覧 101~200番
英検4級の単語一覧 201~300番
英検4級の単語一覧 301~400番
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