【名言を英語で】与えることは生きること。

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イギリスの女優、オードリー・ヘップバーンの名言「与えることは生きること。」を英語原文とともにご紹介します。

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名言「与えることは生きること。」の英語原文

与えることは生きること。
―― オードリー・ヘップバーン(イギリスの女優)

Giving is living.
―― Audrey Hepburn

「与えること」というのは、自分以外の誰かに何かをあげることです。お金でなくても、ちょっとしたものでも、手助けでも、笑顔でもいいのです。

「与えることは生きること」は、「人に何かをあげることで、この世界をほんの少し住みよい世界に変えられる。そうして、この世界の一員として生きている意味が生まれる。」という意味になります。

あげる側の自分も気分がいいし、もらう側の相手にもきっと何かの助けになります。この言葉のメッセージとしては、「時々でいいから、人に何かをあげましょう」です。

オードリー・ヘップバーンのこの言葉にはキリスト教的な、隣人愛を説く雰囲気がありますが、日本では「人に良いことをすると気分がいい」とか「一日一善」という言葉に相当するのではないかと思います。これならすんなり理解できるし、すでに身についているのではないでしょうか。

私はもう一つ、「情けは人の為ならず」という言葉も思い出します。「人に親切にすると、巡りめぐって自分も誰かから親切を受ける」というのも、何度も経験しています。

この「情けは人の為ならず」は、新渡戸稲造の詩の一部で、人生に役立つ366の言葉を書いた『一日一言』(大正4年発行)にあります。
 
 
  4月23日 恩を施しては忘れよ

  施せし情は人の為ならず おのがこゝろの慰めと知れ
  我れ人にかけし恵は忘れても ひとの恩をば長く忘るな
 
 
情けは他人のためではなく自分自身の心の慰めのためにかけるものだ。
だから自分が他人にした良いことは忘れてもいい。だが人から良くしてもらったことは忘れてはいけない。

という意味です。

参考書籍:
『[新訳]一日一言 「武士道」を貫いて生きるための366の格言集』
戦国武将から思想家まで、歴史上の人物の格言なども紹介。『武士道』の現代語訳でおなじみの岬龍一郎氏の丁寧な訳がついています。

より良い生き方を模索する人、逆境の中で心が折れそうな人に。


 

 

 

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