イギリスの女優、オードリー・ヘップバーンの名言「チャンスなんて、そうそう巡ってくるものではないわ。だから、いざめぐってきたら、とにかく自分のものにすることよ。」を英語原文とともにご紹介します。
チャンスについてのたとえ話もついています。
名言「チャンスなんて、そうそう巡ってくるものではないわ。だから、いざめぐってきたら、とにかく自分のものにすることよ。」の英語原文
チャンスなんて、そうそう巡ってくるものではないわ。だから、いざめぐってきたら、とにかく自分のものにすることよ。
―― オードリー・ヘップバーン(イギリスの女優)
Opportunities don’t often come along. So, when they do, you have to grab them.
―― Audrey Hepburn
チャンスをつかめ、とはよく言われますが、チャンスにはなかなか巡り合えない上に、これがチャンスだと分かるとも限りません。
誰にでもチャンスは巡ってくるけれど、チャンスを見分けること、つかむこと、そして賢く利用することは自分にかかっているのです。
こういうたとえ話もあります。どこかでお聞きになったことがあるでしょうか。
ある若者が、農夫の美しい娘と結婚したいと、農夫に許しを請いました。
農夫は条件をつけました。「これから牧草地に行きなさい。私が牛を1頭ずつ、3頭放つから、そのうち1頭の牛の尾をつかむことができたら、娘との結婚を許そう」
若者はそれなら簡単にできるだろうと喜び、牧草地へ行って最初の牛が来るのを待ちました。ところが納屋から出てきた牛は大きくて、見たこともないほどいじわるそうな牛でした。彼は次の牛のほうがいいだろうと思い、最初の牛をよけました。
納屋から2頭目の牛が出てきました。今まで見たこともないほど大きくて、どう猛そうな牛でした。若者は、次の牛がどんなのであろうと、これよりはましだろうと思い、走って逃げました。
3回目に納屋の戸が開いたとき、若者の顔に笑みが広がりました。今まで見たこともないほど小さくてやせて骨ばった、弱々しい牛でした。若者はこいつだ、とばかりに飛びかかりました。……けれども、尾がなかったのです!
若者は娘との結婚のチャンスを逃してしまいました。
――この話では、最初の牛の尾をつかみに行くのが正解だったわけですが、そのときにはそれがチャンスだとは分かりませんでした。たとえ分かっていても、尾をつかめたとは限りません。
チャンスはどんな形でやってくるか分からない、と思っていつも探していること、そしてつかまえる準備をしておくことが必要ですね。
悲観主義者はすべての好機の中に困難をみつけるが、楽観主義者はすべての困難の中に好機を見いだす。
―― ウィンストン・チャーチル(イギリスの政治家、元首相、ノーベル文学賞受賞)
A pessimist sees the difficulty in every opportunity; an optimist sees the opportunity in every difficulty.
―― Winston Churchill